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| もののけ忌憚 N市で起きた不思議な事件 case.2 |
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第三幕 |
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傷つけたくはない。 愛しているから。 だけど時より、 どうしようもない程の激情に支配される。 壊したい。 愛しているから。 相反する心を内に秘め、僕たちは駆けて行く。 どこまでも、どこまでも。 それは、誰しもがもつ、 人の性。 |
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○語り部 さて、それでは始めましょうか。 いつものように今回のセッションでの幸運を決めてもらいましょう。 ○鬼村 頼むぜ! (コロコロ)8かよ。 ○圭兜 (コロコロ)9だ。 ○蓮華 (コロコロ)4。 ○圭兜 前回の3に比べれば全然良い。 ○蓮華 4しかないよぉ。 薄幸の美少女だから。って誰かつっこめ(笑)。 ○語り部 さて、物語は前回から半月ほど経った頃から始まります。 まだ梅雨が明けていません。ジメジメしています。 ○蓮華 梅雨嫌い。 ○鬼村 好きな奴っているのか? ○圭兜 まあね。 ○語り部 現在6月半ば。 で、いつものように4人で登校している君達。 最近は雨の日が多く、その日も雨が降っています。 ○蓮華 相変わらずあいあい傘です。 これはただ単に、階段を背負って上り下りするのに、傘が2つあると邪魔だからなんだけど(笑)。 ○語り部 『ねえねえねえ。いつもいつも見ているけど、お熱いわよね』 と小声で鬼村くんに音遠ちゃんが話しかける(笑)。 ○鬼村 暑苦しいよな。 ○語り部 『考えてみれば同棲よ。同棲』 ○鬼村 やらしいぞー。 ○蓮華 何が? ○鬼村 その格好が。 ○蓮華 スカート短い? ○鬼村 そういうことじゃない。 ○語り部 『短い方が良いわよ。蓮華せっかく足細いんだから。胸の形もいいし』 ○蓮華 でも、大きさなら音遠の方が大きいよ。 どうしたらそんなに大きくなるの? ○語り部 『やっぱ、揉んでもらうことかな?』 ○蓮華 え? 誰かに揉んでもらったの? ○語り部 『ひ、み、つ』 ○圭兜 僕達、聞いていていいんですかね? ○鬼村 良いんじゃない(笑)。 シーン12 血だらけの学校 ○語り部 ええと、君達が教室に行くと、人だかりができているね。 『キャーキャー』と女性徒が騒いでいる。 ○蓮華 なんかあったのかな? ○語り部 君達が教室を見ると、一面血の海になっているね。 血はすでに乾いており、黒く固まっている。 密閉された教室は、むせ返る血の匂いで充満している。 ○蓮華 うわぁ。気持ち悪い。 ○圭兜 な、なんですか、これは? ○鬼村 うーむ。今日休みになるかな(笑)? ○蓮華 なんないと思うよ(笑)。 ○鬼村 しかし誰がこんな事を。 ○蓮華 良く見てみる。 ○語り部 ぶちまけたって感じかな。 血の固まり具合から、朝方って言うよりは深夜ころじゃないでしょうか。 と、そんな風に騒いでいると、幸一郎先生が来るよ。 ○蓮華 あ、田辺先生。 ○語り部 『うん。どうしたんですか?……ってなんですかこれ?』 ○蓮華 朝来たらこうなっていたんです。 ○語り部 『まったく、ペンキをぶちまけるなんて悪趣味なイタズラですね……って本物だ(笑)』 ○蓮華 先生ってけっこう豪胆ですね。この間からイメージ変わっちゃった(笑)。 ○圭兜 やばい。ライバル出現。 ○語り部 『こりゃ、多分豚の血だな』 ○圭兜 豚の血? ○蓮華 分かるんですか? ○語り部 『先生養豚場でバイトしていたことあるから』 ○蓮華 せ、先生の遍歴って(笑)。 ○圭兜 養豚場でバイト(笑)。なんて奴だ。 ○蓮華 でも、なんで養豚場でバイトしていたのに、豚の血なんて分かるんですか? ○語り部 『いやー、バイト終了の日にバーベキューをおごってもらったんだけどね。 手伝いますよって言ったら、ハイって包丁渡されちゃって(笑)』 ○蓮華 せ、先生ー(笑)! ○語り部 『よし! 男子生徒全員で掃除しましょう! 女子は図書室で自習です』 ○圭兜 え、えー(不満)。 ○蓮華 手伝いましょうか? ○圭兜 いえ、蓮華さんは休んでいてください。全ては私が。 ○鬼村 頼むな(小声で)。 ○蓮華 じゃあ、よろしくね、圭兜くん。 ○圭兜 はい。部長と2人でがんばります(笑)。 ○鬼村 なにぃ〜。 ……よし。私が指揮官。 ○圭兜 はい。 ○鬼村 てきぱきとグループ分けしている。 ○語り部 幸一郎先生はうんうんと頷いている。 ○鬼村 俺は休憩する(笑)。 ○語り部 『待ちたまえ(笑)』 ○圭兜 リ、リーダー! こういう時は先に立って動かないとみんなついてきません! ○鬼村 うぬ? ○圭兜 見本を見せてください! ○鬼村 うむ! まず、雑巾を足に装着! 水をぶちまける。 後はキュッキュ(笑)。 ○圭兜 なかなか落ちません(笑)。 ○語り部 『こらっ! ちゃんと掃除しなさい』 と先生は率先してやっている。 ○鬼村 おお。さすが先生! ○語り部 『任せたまえ。養豚場の前は清掃員のバイトをしていたんだ』 ○蓮華 先生の遍歴全部聞きたい(笑)。 ○圭兜 長持ちしないってことじゃ。 ○語り部 『ふふ。これでも15のバイトを経験しているからね』 ○蓮華 お前新任教師だろう(笑)。 大学時代バイト三昧だったんかい(笑)。 ○語り部 『さあ、綺麗に掃除し終わったなら、先生がジュースをおごってやるぞ!』 ○鬼村 『おおお!』 がんばる。 ○圭兜 キュッキュ。 ○語り部 さて、そんなこんなで午前中はつぶれる。 午後の授業はあるけどね(笑)。 ○鬼村 ちぃ。 ○語り部 で、お昼。君達はいつも部室で昼食を食べているんですが、音遠ちゃんが 『(照れくさそうに)鬼村くん、これ』 と弁当を出すよ。 ○鬼村 お? これはこれは。 ありがとうってママに言っておいて。 ○語り部 『う、うん』 ○蓮華 『鬼村くんってかなり鈍いよね』 と圭兜くんだけに。 ○圭兜 何がですか? ○蓮華 あんたも鈍いのね。 ○圭兜 はぁ。弁当を貰っただけで鈍いんですか? ○蓮華 そういうことじゃなくて。 音遠の顔見れば分かるでしょう? ○語り部 ちょっとモジモジしているかも(笑)。 ○圭兜 お弁当、なんで私が渡さなきゃ行けないのよ。って感じですか? ○蓮華 はぁ。そんなんだから彼女できないのよ。 ○圭兜 グサッ! ……僕には心に決めた人がいますから。 ○蓮華 ええ!? 誰それ初耳! 誰々? ○圭兜 ……・秘密です。 一瞬で僕の恋が終わってしまいそうなので。 ○蓮華 変なのぉ。 ○語り部 お前も鈍いじゃないか(笑)。 ○蓮華 お約束でしょう(笑)。 ○語り部 はいはい(笑)。 さて、再び時間が過ぎ放課後になる。 いつものように君達は部室に集合する。 ○鬼村 今日は読書会にしようか。 ○語り部 『また? まあ、外が雨じゃしょうがないけど』 と音遠ちゃん。 ○蓮華 どうでもいいけど、エアコン付けたいよね。 ○語り部 『そうね。湿度が高いから』 音遠ちゃんは下敷きで胸元を扇いでいる。 ○蓮華 そうそう。第二ボタンまで外して。 ○鬼村 じぃー。 ○語り部 『何見ているのよ、H!』 ○鬼村 見てないよ。焦点が合っていないだけ。 ○蓮華 それを見ているって言うのよ。 ○圭兜 気が散ってしまうので、いっそ全部脱いでください。 ○語り部 『余計気が散るでしょう?』 ○鬼村 いや、集中できる。 ○語り部 『いやらしい』 ○蓮華 男ってこんなものよ(笑)。 ○圭兜 鬼村くんいやらしい。 ○鬼村 かー。同じこと考えていたくせに(笑)。 ○語り部 さて、突然ですが、『2d+心』で判定してください。 ○蓮華 (コロコロ)あれ? 7だって(笑)。 ○圭兜 (コロコロ)10です。 ○鬼村 (コロコロ)9。 ○語り部 ええと、成功したのは圭兜くんだけだね。 『キャー』という悲鳴が校舎の方から聞こえたよ。 ○圭兜 女性の悲鳴が聞こえます。 ○蓮華 え? ○鬼村 ここは俺達の出番だな。 ○圭兜 そうなんですか? 行って見ますか? ○鬼村 おう。君達2人(蓮華と音遠)は待っていたまえ。 ○蓮華 わかった。 ○語り部 ええとね、君達2人が声の方に行くと、人だかりができているね。 ○鬼村 ありゃりゃ? 何があったの? ○語り部 校舎の入り口の脇なんですが、雨が降っており、人だかりの傘で良く見えませんね。 君達が掻き分けて行くと、女性徒の死体が。 ○鬼村&圭兜 くぅあ。 ○語り部 その死体は四肢や首があらぬ方向に折れており、頭部は陥没している。 ○鬼村 連れてこなくて良かったな。 ○圭兜 飛び降りだ。 ○鬼村 『誰これ?』 近くの人に話し掛ける。 ○語り部 『え? 2年生の双葉和恵さん……』 ○鬼村 知らないや。 ひでーなーもー。 ○圭兜 屋上に遺書とかあるかもしれませんね。 ○語り部 しばらくすると、先生達が来るよ。 『下がりなさい! 下がりなさい!』 ○鬼村 靴、履いているんですかね? ○語り部 履いているよ。 ○圭兜 でも、自殺する時って、本当に靴脱ぐんですかね? ドラマの見過ぎじゃないですか? ○鬼村 うーむ。知らん。 とりあえず、屋上に行ってみようぜ。 ○圭兜 そうですね。 よーし、不思議がいっぱいだ(意味不明)。 ○語り部 君達は屋上にやって来る。 普段は締め切りになっているんですが、何故か鍵が開いている。 ちなみにここの屋上は人工芝が敷いてあり、網のフェンスが2mもある。 ○鬼村 飛び降りたと思われる所まで行く。 ○圭兜 よじ登ったんですかね? ○語り部 ええと、フェンスの一角に、掃除用の入り口があるんだけど、そこも開いている。 そこから飛び降りたんでしょうね。 もちろん、普段は鍵がかかっている。 ○圭兜 ここからか。 ○鬼村 潜って、下を見る。 ○語り部 下を見ると人だかりがある。確かにここから飛び降りたんでしょう。 『こらっ! そこで何やっている!』 という先生の声が(笑)。 ○鬼村 いかん! とりあえず、遺書とか残っていないかどうか。 ○語り部 『2d+心』で判定してください。 ○鬼村 心か、苦手なんだよね。 ○圭兜 (コロコロ)11。 ○鬼村 (コロコロ)おっ! ゾロったよぉ。高い、18。 ○語り部 成功したのは鬼村くんだけだね。 フェンスの外側には幅60cm程度のコンクリの外枠があるんだけど、そこにチョークで何か書いてある。 ○鬼村 おい、圭兜。ここに何か書いてあるぞ。 ○圭兜 なんですか、部長。 ○語り部 それは文字ではない。図形です。 実に妖しい図形が描かれている(笑)。 ○圭兜 妖しい。 ○語り部 部室にある『初級黒魔術』とかいう妖しげな本に載っているような図形だね。 ○圭兜 魔法円か。 ○鬼村 うーむ。とにかくメモっておこう。 ○語り部 すでに雨で大半が消えています。 残りもやがて消えて行くよ。あまりメモっても意味がないね。 ○鬼村 こりゃ一体何なんだ? 不思議だ。 ○圭兜 不思議です。 ○語り部 じゃあ、そんな時、 『何やってんだ! 貴様ら!』 と先生が。 ○圭兜 何って、見学。 ○語り部 『お前らか! 突き飛ばしたのは!』 ○鬼村 違いますけど。 ○圭兜 思いっきり疑われていますね。 ○語り部 『いいから来い!』 ○鬼村 ここで何かしたら停学になるので、大人しくしている。 ○語り部 まあ、生徒指導室に呼ばれて、しばらくすると警察もやって来る。 君達2人は事情聴取のため警察に連行される(笑)。 一方蓮華さんの方。中々なかなか帰って来ないですね。 ○蓮華 お、遅いわね。2人供。 ○語り部 『帰ろうか?』 ○蓮華 うーん。私は圭兜くん待っているから。 ○語り部 『じゃあ、私も待っている』 ○蓮華 音遠は鬼村くん待っているんだもんね。 ○語り部 『そ、そんなことないもん。蓮華だってどうなのよ。圭兜くん』 ○蓮華 な。圭兜くんはただの護衛だってば。 ○語り部 『どうだか……』 ○蓮華 だから! ○語り部 そんな時に幸一郎先生が来るよ。 『あれ? まだいたんですか。早く帰りなさい』 ○蓮華 でも。 ○語り部 『ああ。圭兜くんと鬼村くんは警察に行きましたよ。』 ○蓮華 な、何で? ○語り部 『飛び降りがあったんですけどね……』 と理由を話してくれる。 ○蓮華 なるほど。それで疑いが掛かっているのね。 ○語り部 『疑いって言っても。まあ、すぐに釈放されますよ。ささ、送って行きますから』 ○蓮華 でも……。 ○語り部 『いいから、いいから』 ○蓮華 少し寂しそうな顔をする。 ○語り部 ええと、そうして2人は帰路へと着く。 シーン13 探偵M再び ○語り部 一方2人。あれやこれや質問され、何だかんだでもう7時なっているよ。 ○圭兜 お腹空いたぁ。 ○語り部 『ご苦労様。もう帰っていいですよ』 と言われるよ。 ○鬼村 ぎゅ、牛丼。 ○語り部 『とりますか?』 ○鬼村 金は払わなきゃなんないんだろ? ○語り部 『実費になります』 ○鬼村 けち。 ○圭兜 帰ります。 ○語り部 じゃあ、廊下に出た時ですね。 見覚えのある人物が別なドアから、けっ、ぺっ!と唾を吐きながら出てくる。 ○鬼村 なんだぁ? ○語り部 『やってらんないぜ!』 と中指を立てている(笑)。 Mです。 ○圭兜 Mだ(笑)。 ○鬼村 MさんMさん。何やっているんですか? ○語り部 『あん? 何だお前らか。久しぶりだな』 ○鬼村 Mさんこそ。 ○語り部 『まったく。訳のわからないことでしょっ引かれてよ。まったく、人の大事な時間を奪いやがって。どうなってんだ人権は!』 とそこら辺にある灰皿を蹴飛ばす。 ○圭兜 やっぱり、そうですね。何かしているような感じですから。 ○語り部 『何か言ったか? おい』 ○圭兜 僕は何も(笑)。 ○語り部 『お前らこそ何したんだ?』 ○鬼村 自殺の現場に出くわしまして。 ○語り部 『そりゃ、難儀だったな。そういや最近自殺が多発しているらしいぞ』 ○圭兜 そうなんですか? ○語り部 『ああ。何でも今月に入ってから相次いで自殺が起きているらしい』 ○圭兜 そうなんですか。 ○語り部 『(少し考えたような素振りをしてから)それよりお前ら、これから一杯付き合わないか?』 ○鬼村 いいですねぇ。 ○語り部 『この前の依頼料が入ってな』 ○圭兜 でも、私は家に帰らないと。 ○鬼村 何言っているんだ。付き合い悪いぞ。 ○語り部 『おごるぞ』 ○圭兜 じゃあ、付き合います。 ○語り部 Mは所持品を預けていたらしく、受け取りのカウンターで時計や財布を受け取るのですが、その財布は異様に膨れている。 ○圭兜 なんですかね、あの財布? ○鬼村 すげー。 ○語り部 『どうする? メシにする? それとも行く?』 ○鬼村 さっそく行きましょう! ○語り部 『おっしゃ!って制服はまずいよな』 ○鬼村 俺は私服。 ○圭兜 制服です。 ○語り部 『じゃあ、俺の部屋に寄るぞ。服貸してやる。今日は朝まで行くからな!』 ○鬼村 朝までか。Mさんって実は良い人だったんだ(笑)。 ○蓮華 ……酷い。そんな圭兜くんの帰りを石段の下で待っているのに。傘差して。 ○圭兜 電話かけます。プルルル。 ○蓮華 もしもし? 圭兜くん? ○圭兜 もしもし。圭兜です。 ○蓮華 大丈夫? ○圭兜 大丈夫です。 あの、警察署の方でMさんと会ってしまって、何故か飲みに行くことになりました。 多分、今夜は帰れません。 ○蓮華 『……圭兜のバカ!』 プチィ。 ○圭兜 ああ! 切られた! 何をしたんだ僕は? ○語り部 『何やってんだよ、圭兜』とM。 ○圭兜 何でもないです! ちくしょう! こうなったら飲んでやる! ○語り部 じゃあね。服を交換して、飲みに出かける3人。 入ったのはプリプリのお姉さんのいる店だね。 ○圭兜 あうぅ。プリプリ。 ○語り部 胸で両腕を挟まれ、VIP席に通される。 ○鬼村 鼻の下伸ばしっぱなし(笑)。 ○語り部 まあ、その日は浴びるほど飲むね。 ○圭兜 びろーん。 ○鬼村 デレデレ。 ○語り部 で、君達はMの事務所で目覚める。 ○圭兜 あう。 ○鬼村 ここは何処? ○圭兜 事務所みたいですね。 ○鬼村 事務所? ○語り部 『はぁう〜。眠みー』 ○圭兜 今何時ですか? ○語り部 朝の9時です。 ○圭兜 学校が! ○蓮華 もう無視! 音遠と2人で学校行く。 ○鬼村 遅れたな。 ○圭兜 学校行きます。いそいそと制服に着替える。 ○語り部 『俺はもう少し寝るわ』 ○鬼村 俺も行きたくないな。 ○圭兜 何言っているんですか? 行きましょうよ。 ○鬼村 ちぃ。仕方がないな。行くか。 ○語り部 『じゃあな』 ○鬼村 また、おごってくださいね。 ○語り部 じゃあ、そうやってビルの外に出た時ですね。黒服の男達とすれ違う。 しばらくすると、 『こらM! 居るのは分かっているんだ! 出て来い! 金返せ!』 とか聞こえるよ(笑)。 ○鬼村 金、返せよ(笑)。 何やっているんだあの人は(笑)。 ○語り部 しばらくすると、裏の窓から雨どいを伝って逃げるMの姿が見える(笑)。 ○鬼村 に、逃げた(笑)。 ○圭兜 要領悪すぎですよね(笑)。 ○語り部 そんなこんなで、君達2人は10時くらいに学校に着く。 ○鬼村 ね、眠い! ○語り部 なんかね。音遠ちゃんも蓮華さんも2人を見ようとしないね。 ○蓮華 無視! ○鬼村 おはよーう。 ○圭兜 おはようございます。 ○語り部 『ねえねえ、蓮華。トイレ行かない?』 ○蓮華 そうね。そういえば昨日新しいグロス買ったんだ。 ○語り部 『ええ! 見せて見せて!』 ○鬼村 シカトかよぉ。何か悪いことしたか、俺? ○圭兜 僕は、したような、しないような。 ○鬼村 お前か。お前が悪いのか! ○圭兜 ぼ、僕ですかね? ○鬼村 多分。 謝ってこいよな。 ○圭兜 分かりました。謝って来ます。 ○鬼村 俺は、寝る! ○語り部 トイレの前で待つ圭兜くん。出てこないね。しばらくすると予鈴が鳴る。 ○圭兜 あれ? ○語り部 君が戻ると2人戻っている(笑)。トイレじゃなかったみたいだね。 ○圭兜 あれあれ? ○蓮華 キャッキャって、くだらない話題で盛り上がっている。 ○圭兜 あの、トイレに行かれたんじゃ……。 ○蓮華 そうそう。問3やってきた? ○圭兜 その……。 ○語り部 『もちろん、私数学得意だもん』 ○圭兜 す、すいませんでした……。 ○蓮華 いいな。私苦手なのよね。 ○圭兜 ううううう(泣) ○語り部 そんな時、先生が入ってくる。 『こら圭兜。授業はもう始まっているんだぞ』 ○圭兜 うるうる(泣)。はい。 ○語り部 さて、そうこうして無視されたまま放課後になるよ。 ○蓮華 ねえねえ、音遠。今日買い物付き合ってくれないかな? ○語り部 『いいけど』 ○蓮華 やった! じゃあ、行こう! ○圭兜 僕も行きましょうか……。 ○蓮華 部活なんて良いよね? 行こう! ○圭兜 無視された……。 ○蓮華 本格的にご立腹。 ○圭兜 もう飲みに行くのはよそう。 ○鬼村 ふう。良く寝た。さあ、部活に行こうぜ。 うん? どうした、謝ってきたのか? ○圭兜 謝ったのに、聞いてくれませんでした。 ○鬼村 そうか。まあ、気長に待つんだな。とりあえず、部室行こうぜ。 ○圭兜 はい。 ○語り部 じゃあね、2人が部室でしんみりとしていると、ガラガラと誰か入ってくるよ。 Mだね。白いスーツに青いシャツ、真っ赤なネクタイをしていて、サングラスをかけ、帽子をかぶっている。 『うし!』 ○鬼村 Mが学校に来た。嫌な予感がする。 ○圭兜 何しているんですか? ○語り部 『お前らがここにいるって聞いてな。久しぶりだぜ、ここに来るのは』 ○蓮華 卒業生か。 ○鬼村 Mさん何しに来たんですか? ○語り部 『実は新しい依頼があってな。最近頻繁に起こっている自殺事件を調査してほしいとのこだ。』 ○鬼村 ふむ。 ○圭兜 自殺か。 ○語り部 『で、手伝ってもらおうと思ってな』 ○鬼村 えええ!? ○圭兜 僕はあまりMさんと関わり合いたくないです。 ○語り部 『ちょっとビデオ借りるぞ』 ○圭兜 無視ですか。 ○語り部 Mがビデオを回すと、昨日の飲んでいるシーンが映し出される。 ○鬼村 なんだこれ!? ○語り部 途中で圭兜くんは女性に脱がされて裸になっている。 ○圭兜 な! ○鬼村 お前、こんなことしたのか。 ○圭兜 覚えていないです。 ○語り部 途中でプチィと止められる。 『な! 手伝うよな!?』 ○圭兜 お、脅しだ。 あ、あんな物、蓮華さんに見られたら。 ○鬼村 絶交だね。 ○語り部 『あの閑護にも頼めるかな。どうもおかしいんだわ。妙な気がするって言うか』 ○圭兜 ……。 ○語り部 『じゃあ、頼むわ』 ○圭兜 Mさんは何もしないんですか? ○語り部 『俺は俺で動くから。携帯の番号教えて行くから、何か分かったら連絡くれや』 ○圭兜 わ、分かりました……。 ○語り部 とMは真っ赤なフェラーリで帰って行った。 ○鬼村 ……脅迫された(笑)。何なんだあの人は。 弱みを握られてしまった(笑)。 ○語り部 さて、時間も過ぎ、5時になるよ。 ○鬼村 事件でも調べるか。 それにしても、何の資料も渡さなかったな、あの人。 ○圭兜 とりあえず、自殺した双葉和恵について調べましょうよ。 ○語り部 (忘れていた) そうそう、資料は渡されたよ。自殺が起きた場所や地図など。 ○鬼村 良かった。 ○圭兜 うーん。じゃあ、場所と自殺した人の特徴などを考慮しましょう。 ○語り部 じゃあ、『2d+心』で判定してください。 ○鬼村 (コロコロ)8。 ○圭兜 ゾロえぇ、ゾロえぇ……(コロコロ)6ゾロだ! (コロコロ)ええと、17。 ○語り部 じゃあ、圭兜くんはふと気付くんですが、自殺している人が高校生くらいだということ。 また分布図を見て分かることなんですが、鼎学園を中心に連続自殺が起きていることに気付く。 いきなり離れた所に住んでいても、鼎学園に通っているとか、他校に通っていても家が鼎学園の近くだったりなど。 ○圭兜 この鼎学園に何かしらの関係があるようですね。 ○鬼村 うん。 ○圭兜 やっぱり、この学園が危ないんですよ。 夜中に儀式とかしているんじゃないですか? ○鬼村 あの奇妙な。 ○圭兜 豚の血ですね。 ○鬼村 うーん。怖い。 俺達も自殺したら。 ○語り部 自殺したのは全員女性ですよ。 ○鬼村 そうか(笑)。 ○圭兜 学園を捜査してみましょうか? 部長の発見したあの図形も気になりますし。 ○鬼村 そうだな。 使われていない部室とかあるの? ○語り部 ないよ。 ○鬼村 とりあえず、適当に探してみるか。 ○圭兜 そうですね。 ○語り部 じゃあ、『2d+心』で判定してください。 ○圭兜 (コロコロ)11。 ○鬼村 また心か。当たり前だけど。(コロコロ)7。 ○語り部 そうね。特に変わった所はない。 圭兜くんはどうも妙な感じを覚えたけどね。 ○圭兜 うーん。妙な感じはするんですけどね。 ○鬼村 見つからない。 ○語り部 そうこうしている間に7時になるよ。 ○鬼村 そろそろ暗くなってきたな。限界だな。 ○圭兜 帰りますか。 ○鬼村 明日改めて調査に来よう。 ○圭兜 わかりました。 ○語り部 さて、鬼村くんはそのまま帰るとして、圭兜くんは? ○圭兜 傘、蓮華さんが持ってったから、ずぶ濡れで帰る。 ○語り部 じゃあ、使用人が着替えとお風呂を勧める。 ○圭兜 着替えてお風呂に入ります。 ○語り部 蓮華さんも、圭兜くんが帰ってきたことに気付くよ(笑)。 ○蓮華 部屋で紙袋などを畳みながら、自己嫌悪に陥っている。 ○語り部 しばらくすると、圭兜もくんも風呂から上がるよ。 ○圭兜 お部屋に行きます。 ○語り部 2人の部屋は隣です。しかもフスマ1枚を隔てた。 ○圭兜 き、気まずい。 ○蓮華 ……。 ○圭兜 あの、蓮華さん? まだ怒っているんですか? ○蓮華 べつに。 ○圭兜 昨日のことは謝ります。すいませんでした。 ○蓮華 何で私に謝るのよ。 ○圭兜 怒ってらっしゃるので。 ○蓮華 別に悪いことしたと思っていないなら、あやまんないでよ。 ○圭兜 でも、蓮華さんが怒っていらっしゃるので。 ○蓮華 私が怒っているなら、なんでも謝るの? ○圭兜 そういうわけじゃないですけど。 ○蓮華 ……もういいよ。圭兜くんが何してようと自由だし。 ○圭兜 そ、そんなぁ(泣)。 ○蓮華 別に私の彼氏ってわけじゃないから、束縛する権利もないし。 ○圭兜 はぁ。そうですよね。へへ(ちょっと卑屈)。 ……そう言えば、今日Mさんに連続自殺を調べるように言われたんですが、手伝ってもらえませんか? ○蓮華 なんで? ○圭兜 だって、蓮華さん頭良いし、鬼村くんと2人じゃアレだし、それに、一緒にいたいし。 ○語り部 おお、さりげな攻撃だ(笑)。 ○蓮華 ……本当は、まだ怒っているんだからね。 ○圭兜 お怒りは重々。 ○蓮華 今度あんなことあったら、絶対許さないからね。 ○圭兜 もうしません。 ○蓮華 圭兜くんは私の護衛なんだからね。 いつも一緒にいてくれないと困るんだから。 ○圭兜 はい。重々心得ております。 ○蓮華 そのまま顔が真っ赤になっている(笑)。 ○語り部 そうしてその日はふけて行く(笑)。 シーン14 眠り姫 ○語り部 では次の日です。 圭兜くんと蓮華さんは一緒にでるとして、最初どっちに行くの? ○蓮華 音遠の家。 ○語り部 じゃあ、音遠ちゃんじゃなくてお母さんが出てくるよ。 『ごめんなさいね。音遠。具合が悪いみたいなの』 ○蓮華 風邪ですか? ○語り部 『それが、いくら起こしても起きないのよ』 ○蓮華 はぁ。 ○語り部 さて、鬼村くん。いつもの周期だと朝ご飯をはこんでくるはずの音遠ちゃんがこないよ。 ○鬼村 はああ。 まったく、起こしに来ないと俺は起きないんだちゅーの。 ○蓮華 起きているじゃん(笑)。 ○鬼村 起き出す(笑)。 ○語り部 『こんなことは初めてで』とお母さん。 ○圭兜 じゃあ、学校の方は休まれるんですか? ○語り部 『ええ。お医者様にも来てもらった方が良いかしら?』 ○圭兜 そうですね。きちんと見てもらった方が良いかもしれません。 ○語り部 『そうするわ。ごめんなさいね』 ○圭兜 いえいえ。 ○蓮華 お大事にぃ。 ○圭兜 ドドンドドン!(鬼村くんのアパートのドアを叩いている) ○鬼村 (優しそうな声で)はーい。 あれ? ○蓮華 はーいって随分優しそうな声だね。 音遠ちゃんだと思ったんだ(笑)。 ○圭兜 すいません。僕で。 ○鬼村 音遠どうした? ○蓮華 何か、起こしても起きないんだって。 ○圭兜 調子が悪いみたいです。部長、もしかして。 ○鬼村 そんなわけないんじゃないの? ○圭兜 っていうか、客観的ですね。 音遠さんの身に何かあったらどうするんですか? ○鬼村 そん時はそん時だろ。 ○蓮華 『冷たいのね』 じと目で見る。 ○鬼村 うるさいな。さっさと学校行こうぜ。 ○圭兜 そうですね。 ○鬼村 じゃあ、行く途中で、 『おっと! 教科書忘れちゃったぜ!』 ○圭兜&蓮華 (笑)。 ○語り部 戻るのね。で? ○鬼村 ピンポーン。 ○語り部 『はーい。あら鬼村くんどうしたの?』 とお母さんが出てくるよ。 ○鬼村 いや、ちょっと。音遠が起きてこないって言うから。 ○語り部 『そうなのよ』 ○鬼村 風邪かな? うーん? 熱とかはないの? ○語り部 『うん。ただ、揺さぶっても起きないのよ』 ○鬼村 ちょっと、顏見に行っていいですか? ○語り部 『え? うん。いいわよ』 じゃあ、音遠ちゃんの部屋に通されるよ。さすがにお母さんの一緒だけど(笑)。 音遠チャンはベットに寝ているね。 ○鬼村 おーい。 ○語り部 返事はない。 ○鬼村 ゆさゆさ。目玉開けてみる。 ○語り部 (なんて奴だ) 寝ているから白目かな? いや、夢を見ているから状態だから動いているかも。 ○鬼村 変なの(笑)。 ○語り部 『お、鬼村くん?』 とお母さんが困ったように。 ○鬼村 や、やばぁ(笑)。 また、来ます。 ○語り部 『う、うん。ありがとうね』 ○鬼村 戻る。 ○語り部 しばらくすると鬼村くんが追いついてくるよ。 ○鬼村 ふぅうう。 ○圭兜 そういえば、教科書持って帰っていましたっけ? ○鬼村 ……ちょっとな。 保健体育の教科書は家に持って帰っているんだ。 ○圭兜 はあ。 ○鬼村 さあ、今日も張り切って行こう。 そういえば、Mさんからの依頼は伝えてくれた? ○蓮華 はい。 ○鬼村 仲直りしたみたいね。 ○蓮華 でも、傘は別よ。 ○鬼村 ちょんと謝ったのかよ。 ○圭兜 謝りました。 ○鬼村 謝ってこれか。 ○圭兜 謝ったからここまでになれたんです(笑)。 ○語り部 さて、学校に着いた君達。クラス中がザワザワしている。 ○蓮華 どうしたの? ○語り部 ええと、隣のクラスの女子が今度はバス・ルームで自殺したらしいね。 ○蓮華 また!? ○語り部 うん。しかも飛び降り自殺した双葉和恵と同様に、自殺する前に過眠症になっていたらしいね。 ちなみに、現在過眠症で休んでいる人はけっこういる。 ○蓮華 それって! ○鬼村 過眠症って何? ○語り部 眠る時間が異様に多くなる病気。 ○鬼村 な、何ぃ! ○語り部 みんな不安がっているね。 ○蓮華 後で情報集めようね。 ○圭兜&鬼村 おう! ○語り部 じゃあね。朝のホーム・ルームで幸一郎先生が、 『自殺なんかするんじゃない! 先生はいつでも相談に乗るからな!』と(笑)。 ○蓮華 幸一郎先生熱い(笑)。 ○語り部 さて、何だかんだで放課後になるよ。 ○蓮華 自殺した子のクラスで色々と聞きたいんだけど。 ○語り部 うーん。有力な情報はないね。学校を休みがちになったら、当然自殺したって感じ。 理由については誰も心当たりがないようだね。 ○蓮華 とりあえず部室に集まる。 ○語り部 じゃあ、部室です。 ○蓮華 どうしようか? ○圭兜 多分、この鼎学園で何か起きているんです。 このままじゃ、音遠さんも危ないです。 ○鬼村 うーん。 ○圭兜 ゆすっても起きないって。過眠症ですよ。 ○鬼村 やばいよな。 ○蓮華 かなり嫌な匂いがしてきたわね。 ○鬼村 屋上で見たあの不思議な図形について調べたいんだけど。 ○語り部 ここはいつのまにか色々な本が増えているから、良いでしょう。 『2d+心』で判定してください。 ○鬼村 (コロコロ)うし! 12。 ○語り部 黒魔術系の魔法円かな? 何を示しているのかまでは分からないけどね。 ○鬼村 とりあえず、黒魔術ってことは分かったわけだ。 ○圭兜 やばいですね。 ○蓮華 つまり、誰かがこの鼎学園で魔術を行っているってこと? ○圭兜 多分。 ○鬼村 何の目的かは分からないけどな。 ○蓮華 校内に何か怪しい物とかなかった? ○圭兜 昨日調べたんですが、変な気はするんですが、見つかりませんでした。 ○蓮華 それって、結界とか張ってあるんじゃないの? ○圭兜 なんですか、それ? ○鬼村 結界? ○蓮華 うんと、特定の場所を他人に気付かれないようにしたりとかする術のこと。 ○圭兜 今夜も調べてみましょうか。 ○鬼村 ここに原因があるってことは確実みたいだからな。 ○圭兜 ええ。 ○鬼村 また、人気がなくなったら侵入してみよう。 ○蓮華 侵入って(笑)。 ○鬼村 なるべくコソコソしよう。 ○圭兜 そ、そうですね。 ○語り部 じゃあ、6時くらいになるよ。 ほとんどの生徒は帰ったんじゃないでしょうか。 ○蓮華 校舎の中を調べます。 ○語り部 じゃあ、『2d+心』で判定してください。 ○蓮華 気合はダイス目に宿る! (コロコロ)12。 ○圭兜 幸運を2点使います。 (コロコロ)あうぅうううち。12。幸運使ったのに(泣)。 ○鬼村 俺も使う。幸運3点消費して+3!(コロコロ)! 14。 ○語り部 じゃあね。君達3人は1つ1つ教室とかを調べて行くんですが、ふと、通り過ぎてから音楽室を調べていないことに気付く。 ○蓮華 あれ? 音楽室を調べるのを忘れていた。 ○鬼村 こんな所に音楽室あったっけ? ○圭兜 怪しい? ○蓮華 これ、じゃない? ○語り部 ふと見ると、壁に張ってあるポスターが気になる。 ○蓮華 ビィイイ(破る)。 ○語り部 ポスターの裏に、血で書いたと思われる碁盤の目のような模様がある。 ○蓮華 く、九字だ。 ○鬼村 怪しい。ここで何かが起きていると見て、確実だな。 ○圭兜 入ってみましょう。 ○語り部 君達が音楽室に入ろうとすると、逆に扉が開かれる。 ○鬼村 ひぃ。 ○語り部 女性だね。 『あら? まだ校内に残っていたの?』 ○鬼村 だれ? ○語り部 君達は記憶にない。 ○鬼村 お前誰だ? ○語り部 『何言っているの? 先生よ』 ○圭兜 うそだ! ○圭兜 『霧島美麗よ』と名乗るね。 大変な美人です。 ○圭兜 おかしい。そんな美女を忘れるわけない! ○蓮華 一瞬睨む(笑)。 ○圭兜 と、とりあえず、違う! ○語り部 『ふう。とりあえず帰りなさい。もう遅いんだから』 ○蓮華 音楽室に忘れ物しちゃったんです。 ○語り部 『……ならどうぞ』 君達は霧島先生と一緒に音楽室に入る。 ○蓮華 後ろに警戒しながら調べる。 ○語り部 特に怪しいところはない。 ○圭兜 ということは、やっぱり霧島先生だ。 ○鬼村 あんた。俺達がここに入れたことを不思議と思っているんだろう? ○語り部 『……そうね。さすがと言うべきかしら』 と妖艶な笑みを浮かべるよ。 ○蓮華 ひょっとして、嫌な気を感じるんでしょうか? ○語り部 人間ですね。 ○蓮華 人間か。魔女かな? ○鬼村 説明してもらおうか。 ○語り部 『何を説明するの、ぼうや?』 ○鬼村 なめられてたまるか! 『連続自殺のことだ!』 ○語り部 『さすがは閑護といたところね。そろそろ潮時みたいね』 ○蓮華 その名前を知っているということは。 ○語り部 『いずれ、もう一度会うことになるでしょう。 本当は私がお相手してあげたいのだけど、あの方に止められているからね』 ○鬼村 あの方〜? ○蓮華 逃げるつもり! ○語り部 『じゃあね。蓮華ちゃん』 と言うと、懐から2枚の札を取り出す。 それは見る見る間に大きくなったかと思うと、人型になるね。 君もその内使えるようになるけど、紙から作り出す使い魔、式神です。 ○蓮華 式神使っている。 ○語り部 君には分かるけど、彼女が使ったわけではないようだね。 ○蓮華 誰かから預かっていた? ○語り部 そのまま霧島美麗と名乗った女性は走り去って行く。 ○圭兜 ま、まてぇ! ○語り部 おっと、追おうとする君達を、2体の式神が遮る。 ○鬼村 こい! ○圭兜 か、紙なんか、……ぶった切ってやる! ○蓮華 また性格変わっている(笑)。 ◆第1ターン ○語り部 じゃあ、順位判定から。 こちらは2体いるので面倒くさいから平均を使おう。 12だね。 ○圭兜 結構速いな。 (コロコロ)でも13だからそれより速い(笑)。 ○鬼村 (コロコロ)いつものように遅い。7。 それにしても、音楽室じゃ俺の切り札が使えない(笑)。 ○蓮華 (コロコロ)また圭兜くんと同じ13。 ○語り部 じゃあ、圭兜くん&蓮華さん、こっち、鬼村くんの順番でどうぞ。 ちなみに便宜上式神はAとBに分けるよ。 ○圭兜 じゃあ、俺から行くぜ! 当然切り札の『風の太刀』を使うぜ! (コロコロ)『木』属性16点をAに。 ○語り部 辛いな。それ(笑)。 (コロコロ)9だから7点のダメージを受けた。 ○蓮華 続いて私。生命を4点削って特殊能力の『真言』を使う。 (コロコロ)また圭兜くんと同じで『陽』属性16点。 ○語り部 それこそ辛い(笑)。 (コロコロ)(コロコロ)8、9だから、Aは8点のダメージ、Bは7点のダメージを受けた。 続いてこっちか。 Aは鬼村くんに普通に攻撃しよう。 (コロコロ)10だって。低い! ○鬼村 はっはっは! 『反撃防御』で逆にダメージを与えちゃる! (コロコロ)……9だから1点のダメージを受けた(笑)。 ○語り部 続いてBは圭兜くんに攻撃する。 (コロコロ)また低いな。12。 ○圭兜 幸運を3点使って『反撃防御』だ! 今回から使えるようになったんだもんね! (コロコロ)17だから、逆に5点のダメージを与えた。 ○鬼村 畳みこむぜ! Aに攻撃する。 (コロコロ)15点のダメージ。 ○語り部 ふふ。それを『反撃防御』する。 (コロコロ)16。逆に1点のダメージを上げよう。 ○鬼村 いらないよ(笑)。 ◆第2ターン ○語り部 順位判定だね。こっちはさっきと同じように12。 ○圭兜 (コロコロ)高いです。18。 ○蓮華 (コロコロ)同じく(笑)。16。 ○鬼村 (コロコロ)11。遅い(笑)。 ○圭兜 行くぜ! 生命を4点削り、全体攻撃の『風』だ! (コロコロ)高い……ってなんで切り札より高いんだろう? 『木』属性19です(笑)。 ○語り部 痛いな。 (コロコロ)(コロコロ)、AもBも11点のダメージを受けた。 Aは重傷にまでいった。あらゆる判定に−4か。 Bは中傷まで進んだ。こっちは−2か。 ○蓮華 とどめよ! 特殊能力の『真言』を使う。 (コロコロ)また圭兜くんと一緒で『陽』属性19点(笑)。 ○語り部 いた〜い! (コロコロ)(コロコロ)Aは13点のダメージ、Bは12点のダメージを負い…… ○語り部 その一撃で残りの式神もボロボロとただの紙に戻って行く。 ただ、崩れ去る式神の顔が歪み、男性の顔を形どるね。 ボロボロだから判別は難しいけど、蓮華さんと圭兜くんは何処かで見たような気がするよ。 ○蓮華 ええ〜? ○語り部 と、ただの紙切れに戻ってしまう。 ○圭兜 なんだぁ? ○蓮華 今の……。 ○圭兜 何処かで。 ○蓮華 やっぱりそう思った? ○圭兜 うん。何処かで見たような気がする。 ○鬼村 全然知らない顔だけど。 ○圭兜 じゃあ、多分僕達が小さい時に見たんだろう。 もしや! 僕のお父さんと何か関係が! ○語り部 年のころは22、3かな。 ○圭兜 どう言うことだ。どう言うことなんだぁ! ○鬼村 ……それにしてもあの女。 ! こうしちゃおれない。帰る。 ○蓮華 あ!? ○語り部 ど、何処行くの? ○蓮華 お、鬼村くん? ○圭兜 音遠さんの家に行ったのかな? ○蓮華 うーん。なるほど。じゃあ、追いかけない方がいいか。 ○圭兜 じゃあ、僕達も帰ろうか。 ○蓮華 そうね。 ○語り部 じゃあ、一方鬼村くんは? ○鬼村 さっそく喫茶ネオンに。 ○語り部 じゃあ、お母さんが出てくるよ。 ○鬼村 どうも。 ○語り部 『あ、鬼村くん。さっき音遠が気がついたのよ』 ○鬼村 はぁ。そうなんですか。 ○語り部 『さっきなんだけど』 ○鬼村 さっき? やっぱりあの女か。 ○語り部 『待っててね。今音遠を』 ○鬼村 あ、いえ。帰ります。また明日顔を会わせますから。 ○語り部 『じゃあ、また』 ○鬼村 帰ります。 ○語り部 じゃあ、次の日になるね。 圭兜くんと蓮華さんはいつものように音遠ちゃんの家に行く。 『おはよう』 と音遠ちゃん。 ○蓮華 おはよう! ○語り部 『昨日は爆睡しちゃった』 ○蓮華 私が引っ張りまわしたからかな? ○語り部 『ちがうよ。ささ、鬼村くん起こしに行こう』 ○蓮華 うん。ピンポーン。 ○鬼村 おう。 ○語り部 『おはよう。早く学校行くわよ。まったく、相変わらず汚い部屋ね』 ○鬼村 けっ。元気になったようだな。 ○語り部 『う、うん。見舞いに来てくれたんだって……?』 ○鬼村 え? ○語り部 『ママが……』 ○圭兜&蓮華 へええええ(笑)。 ○鬼村 う(笑)。 ○蓮華 そうそう、圭兜くん、私少し早目に行かなきゃならないのよ。 一緒に行こう! ○圭兜 は、はい。 ○語り部 『あの、これ』 と音遠ちゃんは君に弁当を渡す。 ○鬼村 お、また今日もか。 ○語り部 『き、昨日のお礼なんだから。か、勘違いしないでね』 と音遠ちゃんは走り去って行く(笑)。 ○鬼村 あ、ありがとよ〜。 ○蓮華 か、かわいい(笑)。 ○語り部 まあ、そうして結局4人で登校することになるんですが、向こうから真っ赤なフェラーリが来るよ。 ○蓮華 げ。 ○語り部 『よう!』 とMです。 ○蓮華 あからさまに嫌そうな顔をして、圭兜くんの後ろに隠れる。 ○鬼村 こんちわ。あ、あの……。 ○語り部 ああ、いいよ報告は。何とかしてくれたんだろ? 俺の依頼主の娘さんも昨日意識を取り戻してな。 ○鬼村 はぁ。 ○蓮華 もう、こう言うことにあまり巻き込まないでくださいね。 ○語り部 『え!? まあまあ、あまり堅いこと言わないの』 ○鬼村 あの。もう終わったんですから、例の物を。 ○語り部 『ああ。はいビデオ』 とビデオテープを渡す。 ○蓮華 ビデオ? ○語り部 『それとお礼』 とかなり分厚い茶封筒を。 ○鬼村 な、こんなに? ○語り部 『じゃあな。また頼むぜ!』 とMは去って行くのであった。 ○鬼村 また、頼むのか(笑)。 ○蓮華 で、そのビデオ何? ○圭兜 なんでもありません。 ○鬼村 見せられない。 ○蓮華 怪しい。 ○語り部 『Hなビデオよ。いやらしい』 ○蓮華 まあ、男だから仕方がないとは思うけど。 ○圭兜 『そんなことはありません』 ビィイイイイ(テープ部分を引っ張る)! ○鬼村 あ! お前。 ○語り部 『怪しい。蓮華。いやらしいから先に行こう』 とちょっといたずらげに音遠ちゃんが。 ○蓮華 そうね。行きましょう(笑)。 ○圭兜 ちょ、ちょっと待ってください。 これには深いわけが! ○蓮華 ぷぷ(笑) ○語り部 というわけで、第三幕は終了(笑)。 ちなみに茶封筒の中には10万ほど入っていました。 ○鬼村 入ってるな(笑)。 まったくどういう人なんだ? Mって? |
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