はじめに
序文 登場人物
第一幕 第二幕 第三幕 第四幕 第五幕
ルール MAP
もののけ忌憚
 N市で起きた不思議な事件 case.2

 第二幕
 

守りたい。
愛する者全てを。
 
だから望む、強き心を。
何者にも負けない強い心を。
 
だから誓う。
だから祈る。
 
そう、
 
熱き血潮に願いを架けて―

 

○語り部
 じゃあ、次は今回のセッションでの幸運を決めてもらいましょうか。

○蓮華
 
(コロコロ)やだ! 幸運5だって! 低い〜(泣)。

○鬼村
 
(コロコロ)やった! 9!

○圭兜
 
ゾロえ! ゾロえ! ゾロえ! 天狗流サイコロ術! (コロコロ)はぅ! 3!

○蓮華
 
まあ、ピンゾロじゃなくて良かったね(笑)

○語り部
 
さて、前回より約2ヶ月の月日が流れました。
 
現在6月です。

○一同
 
長ーい!

○語り部
 
梅雨に入り、最近は雨が多く実にじめじめした気候になっているよ。
 
部活の方は、まあ楽しく(笑)。

○圭兜
 
楽し〜い(笑)。

○蓮華
 
楽し〜い(笑)。

○語り部
 
物もだんだん増えてきて、まさに憩いの溜まり場になっている(笑)。

○圭兜
 
楽し〜い(笑)。

○蓮華
 
楽し〜い(笑)。

○語り部
 
でね、ここ2ヶ月なんだけど、不思議なことがある。発足を広めたわけでもないのに、様々な依頼が舞い込むようになったね。

○蓮華
 
あれ〜? どういうこと?

○語り部
 
まあ、心霊スポットを調査してほしいだの、幽霊を見ただの、学校の七不思議を調査してくれだの、実にくだらないけど面白いものだったね(笑)。

○圭兜
 
楽し〜い(笑)。

○蓮華
 
楽し〜い(笑)。



シーン7 依頼者
 
○語り部
 さて、そんな雨の降るある日のこと。君たちは部室に集まり、音遠ちゃんの煎れてくれたコーヒーを飲みながら雑談している。

○圭兜
 
カッパえびせん食べてる。

○蓮華
 
太るよ(笑)。

○圭兜
 
僕は食べても太りませんから(笑)。

○蓮華
 
何かむかつく(怒)。

○鬼村
 
気のせいだって。太ってんだって。
 
徐々に脂肪の塊が増えているんだって。

○蓮華
 
そうそう。
 
そのうち私をおんぶして石段登れなくなるんだからね。

○圭兜
 
その時は、僕引退します(笑)。

○語り部
『ええ!? おんぶなんかしてもらってるの? ラブラブじゃん』
 
と音遠ちゃん。

○蓮華
 
ち、違うってば。

○圭兜
 
聞いてくださいよ、音遠ちゃん。
 
ラブラブじゃなくて、階段上るの嫌だから僕に背負わせているんですよ(笑)。

○蓮華
 
何よ〜! 小さい頃からの訓練でしょ!

○語り部
『……圭兜くんも大変ね』

○圭兜
『はい!』
 
ふっふっふ。このまま音遠ちゃんを味方に引き込んで(笑)。

○蓮華
 
何よ。最近は自分から『どうぞ』って言うじゃない(笑)。

○鬼村
 
パブロフの犬だ(笑)。

○圭兜
 
そうなんです! パブロフ現象なんです!

○蓮華
 
いいじゃない。来る時あいあい傘なんだから。

○圭兜
 
……あいあい傘って窮屈ですよね?

○語り部
 
『それがいいんじゃない』と音遠ちゃん。
 
チラッと鬼村くんの方を見たりする。

○鬼村
 
(笑)。

○圭兜
 鬼村くんはこの件についてどう思います?

○鬼村
 
……大変だね。

○蓮華
 
他人事だ(笑)。

○鬼村
 
傘、1本しかないんだろ?

○圭兜
 
……はい(笑)。

○鬼村
 
買ってやろうか?

○圭兜
 
僕、番傘欲しいです。

○鬼村
 
今度、ドラえもんの傘買ってやるよ。

○圭兜
 
……はい。

○鬼村
 
小さいけどな(笑)。

○蓮華
 
子供用じゃん。

○語り部
 
じゃあ、そんな時、誰か来るよ。
 
お客さんのようです。

○圭兜
 誰か来ましたね。

○蓮華
 
はーい。

○語り部
 
そこには1人の女性徒がいる。
 
『あの、ここ、不思議研究会ですよね?』

○蓮華
 
あ。ご相談の方ですか?

○語り部
『はい』

○蓮華
 
じゃあ、とりあえず中にどうぞ。

○語り部
『おじゃまします』

○蓮華
『じゃあ、そちらの席に』
 
といつのまにかあるソファーに(笑)。

○圭兜
 
……ところで、こんな時になんですが、部長って誰なんですか?

○蓮華
 
知らない。

○語り部
『決めてなかったね』

○蓮華
 
じゃあ、鬼村くん。

○語り部
『いいかも』

○蓮華
 
決定!

○鬼村
 
やだよ。

○圭兜
 
じゃあ、音遠さんが副部長ですね。

○蓮華
 
決定!

○語り部
『まあ、鬼村くんじゃ不安だしね』

○鬼村
 
くそー。

○語り部
『部費の管理は私がするから』

○蓮華
 
うん(笑)。

○鬼村
 くそー(笑)。

○蓮華
 
ほらほら、お客様の話聞きなさいよ。

○鬼村
 ちゃんとコーヒー出して、お話を聞きましょう。

○語り部
『実は、私の友達のあかぎみさこが』

○蓮華
 
ええと、赤い木の、美しいに、さんずいに少ない(漢字を聞いている)。

○語り部
 ……そう。

○蓮華
 
に、子供の子?

○語り部
 
正解。

○蓮華
 
それとも、私が言った通りにしたのかな(笑)?

○語り部
 
そんなことはないよ(正解)。

○蓮華
 
今なんかメモってなかった(笑)?

○語り部
『その、赤木美沙子が、最近学校に来ないんです』

○鬼村
 
ふーん。

○蓮華
 学校に来ない?

○語り部
『はい。友達から、何か困ったことがあれば、不思議研究会の人がなんとかしてくれるって聞いて』

○蓮華
『でも、不登校って、少し扱うジャンルが違うような気がするんだけどな』
 
ボソボソ。

○圭兜
『どうします、部長?』
 
これから部長って呼ぼう(笑)。

○鬼村
 
そうだな。何で不登校になったのか、理由はわからないのか?

○語り部
『心当たりはありません』

○鬼村
 
それはいつから?

○語り部
『かれこれ1ヶ月になります』

○蓮華
 
5月病?

○鬼村
 
そんな理由(笑)?

○圭兜
 高校生って、5月病になるんですか?

○蓮華
 
一応。クラスが変わってなじめない子とか、なるらしいよ。

○圭兜
 
へぇえ。

○鬼村
 
家には行ったのか?

○語り部
『家には行ったんですけど、会ってくれませんでした』

○鬼村
 
うーん。

○圭兜
 
どうしますか、部長。

○鬼村
 
まあ、我々は、基本的に依頼を断らないことを信条としているからな。

○蓮華
 
そうだったんだ(笑)。

○鬼村
 だって断ったら何にもならないだろ。

○蓮華
 
ごもっとも(笑)。

○鬼村
 
部活動してないじゃん。

○圭兜
 
でも、不思議研究会であって……。

○鬼村
 
だ・か・ら。
 
彼女にとっては、親友が理由もなく不登校になるのはとっても不思議なんだよ。

○圭兜
 
なんか、説得力ありますね、部長(笑)。
 
じゃあ、赤木さんが学校に来ない理由を付きとめれば良いんですかね?
 それとも学校に来るようにすれば良いんですかね?

○蓮華
 
理由が分かれば学校に来るようになるかも知れないから。

○圭兜
 
なるほど。

○鬼村
 
学校に来るようにするのは、彼女の仕事だろ?

○圭兜
 
ちょっと、無責任じゃないですか?

○蓮華
 
できる限りのことは。

○鬼村
 
まあね。やってあげてもいいかな、って感じ。

○語り部
『お願いします』

○圭兜
 
じゃあ、さっそく彼女の家の住所でも教えてもらいましょうか。

○語り部
 
じゃや、電話番号と住所を聞き出す。
『私は、1−Cの山口陽子といいます。美沙子も同じクラスです。よろしくお願いします』

○鬼村
 
うん。わかったわかった。

○語り部
 じゃあ、陽子さんは帰って行く。

○蓮華
 
うーん。初めてのケースですね。
 
で、どうしよう?

○鬼村
 
まず、会いに行く。

○蓮華
 
うん。

○圭兜
 
妥当。

○鬼村
 理由を聞く。解決する。終了。

○蓮華
 
それで終わればいいけど(語り部を見ながら)。

○圭兜
 
じゃあ、さっそく行きますか。

○一同
 おーう!



シーン8 謎の男
 
○語り部
 さて、赤木美沙子の家に到着する。ありきたりな一軒家。2階建ての建売住宅。約30坪。

○圭兜
 一発でイメージできた(笑)。

○蓮華
 車1台分のスペースに、門から玄関までは1mくらい(笑)。

○鬼村
 うん(笑)。

○蓮華
 ピンポ〜ン(とチャイムを鳴らす)。

○語り部
『はい。どちら様ですか?』
 とインターホンから。

○蓮華
 あの、美沙子さんはいらっしゃいますか?

○語り部
『あの、美沙子は具合が悪くて寝ているの』

○蓮華
 そう伺って、同じ学校の者なんですけど、見舞いに来たんですけど。

○語り部
『ちょっとまってね』
 としばらく待たされる。
『ごめんなさい。具合が悪くて寝ているみたいなの』

○蓮華
 そうですか。もう1ヶ月も学校に来ていないから。

○語り部
『1ヶ月も休んでいるの?』

○蓮華
 え?

○圭兜
 母ちゃん普段居ないんだ。

○蓮華
 みんな心配しているので、1日も早く学校に来るようにお伝えください。

○語り部
『ありがとうね』

○蓮華
 それでは失礼いたします。
 うぬ。1ヶ月か。知らないみたいだし。別に母子家庭ってわけではないんですよね?

○語り部
 違うよ。共働きだけどね。

○圭兜
 家庭が上手くいってないのかな、って思っている。

○蓮華
 うん。

○圭兜
 どうします? これじゃわかんないですね。会ってくれませんし。

○蓮華
 何とか他に接触する方法はないのかな?

○圭兜
 忍び込むくらいですかね。

○蓮華
 それは、家宅不法浸入。

○圭兜
 そうとも言います。

○蓮華
 いや、家宅不法浸入としか言わない(笑)。

○圭兜
 どうしますか、部長?

○鬼村
 ……今の感じからすると、予想できるのは家庭の崩壊。

○圭兜
 はぁ。

○鬼村
 ……だから?

○圭兜
 だからって(笑)。

○蓮華
 でも、そうだとしたら、高校生になんとかできる問題じゃないよね?

○圭兜
 うん。でも、一応調べてみないと、依頼人も納得しないでしょうし。

○蓮華
 うん。

○語り部
 じゃあ、そこで、『2d+心』で判定してもらいましょうか。

○圭兜
 にゅにゅ! (コロコロ)13。

○蓮華
 (コロコロ)12。

○鬼村
 (コロコロ)11。

○語り部
 全員気付いたか。
 ちょっと離れた所にですね。黄色いミニクーパーが止まっているんですが、その中に搭乗している男が、双眼鏡で赤木美沙子の家を観察しているようだよ。

○蓮華
 なんかあれ変。

○圭兜
 怪しいですね。

○蓮華
 見張っているのかな?
 ひょっとして今流行りのストーカー?

○圭兜
 目立つストーカーですね。

○蓮華
 確かに(笑)。

○鬼村
 尋ねてみようぜ。

○圭兜
 はい。

○蓮華
 うん。

○圭兜
 お願いします、部長。

○鬼村
 俺?

○蓮華
 だって怖いもん。

○圭兜
 付いて行きますから。

○鬼村
 分かった分かった。

○圭兜
 付いて行くだけですよ。

○蓮華
 いってらっしゃい。

○語り部
『いってらっしゃい』
 と音遠ちゃん(笑)。

○鬼村
 ツカツカ近づく。

○語り部
 じゃあ、君達に気付いたのか、急発進で走り去って行くよ。

○蓮華
 ナンバーだけ記憶しておく。

○鬼村
 顔は?

○語り部
 夕方だからね。はっきりとは確認できなかった。
 若い男ということくらいかな。

○鬼村
 何なんだ、あいつ?

○圭兜
 さぁあ?

○蓮華
 あからさまに見張っていたよね?

○鬼村
 こりゃ、何か関係あるな。

○蓮華
 うん。

○語り部
『なんか。ワクワクしてきたわね』
 と音遠ちゃん。

○蓮華
 私か弱い女の子だから、危険なことに巻き込まれたくない。

○語り部
『何言ってるのよ、蓮華ったら』
 ここ2ヶ月で大分分かってきた音遠ちゃんだった(笑)。

○蓮華
 なるほど(笑)。

○圭兜
 これからどうします?

○鬼村
 休み始めたのは1ヶ月前からだろ?
 さっきの奴も1ヶ月前からいたんじゃないのか?

○圭兜
 多分そうだと思います。

○鬼村
 聞きこみでもしようか。



 一行は2手に別れて聞きこみを開始することにした。
 組み分けは圭兜&蓮華と鬼村&音遠である。
 ところが聞き込み中、鬼村くんでは信用されないという結論に至り、鬼村くんと音遠ちゃんは喫茶店で暇を潰すことになる。
 聞きこみの結果。1ヶ月前から赤木さんの家で両親の口論が絶えないこと、美沙子が夜な夜な繁華街の方に行っていることが分かる。
 男に関しては有力な手がかりは得られなかった。



○語り部
 じゃあ、鬼村くんの方。
 やっぱ『喫茶ネオン』なの?

○鬼村
 当然です。

○語り部
 じゃあ、中に入るとお母さんがいるが、
『あら、音遠お帰り。じゃあ、後よろしくね』
 と出かけて行く(笑)。

○鬼村
 ぬぉおおお。なんでじゃ。

○語り部
『何にする? 鬼村くん』

○鬼村
 ぬう。お前の煎れたコーヒーは不味いから蒸留水。

○語り部
『何よ。しょっちゅう来るくせに!』

○鬼村
 あの人の煎れたコーヒーは上手い。

○語り部
『あの人〜!? マザコン!』

○鬼村
 な、何ぃ!

○語り部
『マザコン! マザコン!』

○鬼村
 もう来てやらないぞ。

○語り部
『ママに言いつけるわよ。それに、ご飯だって運んでやらないんだから』
 ええと、よく晩御飯とか持ってきてくれるね。

○鬼村
……まあ、2日に1ッペンは来てやろう。

○語り部
 そんな時、圭兜くんと音遠ちゃんが帰ってくる。

○蓮華
『ただいま』
 手をつないでいる。

○鬼村
 なんだ? 仲良いな。

○語り部
『何か飲む? おごるよ』

○蓮華
 じゃあ、アイス・ココア。

○圭兜
 ホット・ミルク。

○語り部
『鬼村くんも飲む?』

○鬼村
 じゃあ、コーヒー。

○語り部
『380円です』

○鬼村
 この〜!

○蓮華
 おごってあげなよ。

○語り部
『……うん』

○圭兜
 部長、色々わかりました。やはり夫婦仲が悪いようですね。
 で、美沙子さんは夜な夜な繁華街の方に行っているとか。
 今夜辺りつけてみますか?

○鬼村
 そうだな。

○語り部
『私門限が』

○蓮華
 じゃあ、お留守番ね。明日教室で教えてあげるから。

○語り部
『うん』とちょっと残念そう。

○蓮華
 お父様に頼んでみようっと。

○圭兜
 じゃあ、今夜ということで、帰りますか。

○蓮華
 そうね。いつもおごってもらってありがとうね。
 ばいばい。

○語り部
『ばいばい』

○鬼村
 360円ご馳走様でした!

○語り部
『380円です!』

○鬼村
 くそっ。いつか1本とったる。

○語り部
『……そう言えば、今日ママ手羽先煮るとか言ってた』

○鬼村
 どきぃ!

○圭兜
 何で驚くの(笑)?

○鬼村
……わけてください(笑)。

○語り部
『どーしようかな〜』

○鬼村
 ぬう。別にお前に頼んでいるわけじゃないぞ。

○語り部
『ぬ。ぜっ、たい! わけてやらないからね!』

○鬼村
 ぬううううう!

○蓮華&圭兜
 コソコソ出て行く(笑)。



シーン9 繁華街
 
○語り部
 さて、なんやかやあって、君達3人は夜の11時くらいに集合する。

○圭兜
 普通の服で現れる。

○蓮華
 ちょっと違う服で現れる。

○鬼村
 なんだ。圭兜はちょっとわかっていないな。

○圭兜
 なんですか?

○鬼村
 そんな普通の服じゃ目立つだろうが。

○圭兜
 普通の格好だから良いんじゃないですか?

○鬼村
 ハデハデの方が良いんだよ。

○圭兜
 はぁ。でも、僕こういうのしか持ってないから。

○鬼村
 あ。同じく(笑)。

○蓮華
 じゃあ、どっちもどっちじゃない。

○圭兜
 とにかく早く行きましょう。

○鬼村
 そうだな。

○語り部
 じゃあ、赤木さん宅に到着する。しばらく見張っていて、12時頃になると、玄関が開き、美沙子さんが出てくる。

○蓮華
 美沙子さんだ。

○語り部
 歓楽街の方に向かって歩いて行くよ。

○蓮華
 こっそりつけて行きます。

○語り部
 じゃあね。角を曲がったところでバイクが来る。

○鬼村
 おいおい。

○語り部
 軽く何事かを話した後、美沙子さんは後ろに乗って走り去って行く。

○鬼村
 バ、バイクかよ。
 追うぞ!

○蓮華
 そ、そんな。

○語り部
無理じゃない(笑)?

○鬼村
 途中までで良いの。
タクシーが拾える所に出たら拾うから。

○語り部
 むー。じゃあ、『2d+体』で判定してくれ。

○蓮華
 き、厳しい。

○鬼村
 (コロコロ)わぉ! ピ、ピンゾロ(笑)。

○語り部
 じゃあ、駄目だね。鬼村くんがこけたようだ。
君達を巻き込んでね(笑)。他の人も判定はなし。

○圭兜
 な、なにやってんすか!

○語り部
 幸運が1点増えるよ。ピンゾロ出すと。
判定結果は0になるけど(笑)。

○鬼村
 ラッキィ!

○蓮華
 全然駄目。

○鬼村
 行ってくれ!

○蓮華
 行ってくれって言われても。

○圭兜
 繁華街で探そうよ。

○蓮華
 服装は覚えられた?

○語り部
 うん。

○鬼村
 じゃあ、繁華街だな。
 (えらそうに)行くぞ!

○圭兜
 このやろ(笑)。

○語り部
 じゃあ、しばらくして繁華街に着く。

○蓮華
 凄い。夜なのに明かりが。

○語り部
 (いつの時代の人ですか、あなた)

○圭兜
 店に入っていたら分からないよね?

○鬼村
 まあな。まずは高校生が行きそうなところかな。

○圭兜
 ディスコとかですか?

○鬼村
 うん。

舞うr蓮華
 クラブとかじゃないの?

○圭兜
 そ、そうなんですか。昔はみんなディスコって言っていたのに。

○語り部
 (年がばれるぞ)

○蓮華
 踊っているものが違うから。

○鬼村
 パラパラやん。
 まあ、そういう所。

○語り部
 うーん。そう言えば写真とか貰ってないよね?

○鬼村
 バイク、女子高生、赤木美沙子、服装の手がかりで探す。

○語り部
 それだけではちょっと難しいね。見つからないよ。
そうこうしている内に2時になるよ(笑)。

○蓮華
 眠い(笑)。

○鬼村
 何もしてないのに2時になっちゃった。

○圭兜
 今日は帰りますか。

○鬼村
 しょうがないな。

○圭兜
 明日、写真を手に入れてもう一度来ましょうよ。

○蓮華
 うん。

○鬼村
 帰ろう。

○語り部
 じゃあね。帰り道、あまり来たことのない君達は道に迷ってしまう。
しかも何故かラブホ街の方に来てしまった(笑)。

○蓮華
 あれ?

○圭兜
 いや〜ん。

○蓮華
 見ないように顔を伏せている(笑)。

○鬼村
 おいおい。

○語り部
 じゃあね、『2d+心』で判定してもらいましょうか。

○蓮華
 きっとこういう所で見つけるんだ(笑)。

○圭兜
 いや〜ん

○語り部
 (そうなんだけどね)

○鬼村
 (コロコロ)11。

○蓮華
 (コロコロ)13。

○圭兜
 (コロコロ)12。

○語り部
 全員気付きますね。赤木美沙子を発見するよ。
 ただし、50歳くらいの男性と一緒で、腕を組みながらホテルに入っていく。

○蓮華
 援交してる!

○鬼村
 入っていったよ。

○圭兜
 止めますか?

○蓮華
 で、でも……。

○圭兜
 と、止めなくて良いんですか?
 それとも出てくるのを待つんですか?

○蓮華
 でも、あからさまに援助交際だよね。

○鬼村
 いや、わからんぞ。

○蓮華
 んなわけないでしょう。
 大体こんな時間に高校生がホテルに行くなんてどういうことよ。

○鬼村
 まあ、確かに。冷静に考えればそうだな。

○圭兜
 せ、潜入捜査しますか?

○鬼村
 そうだな。

○蓮華
 潜入捜査って?

○鬼村
 俺が待つ。2人で行って来い。

○蓮華
 は!? 何で?

○鬼村
 潜入捜査。

○蓮華
 何で私が圭兜くんなんかと入んなきゃならないの?

○圭兜
 ガーン!

○鬼村
 俺と2人じゃまずいだろ(笑)。

○圭兜
 そうか。そうか。良いんだ。僕なんか。
 僕待っていますから、2人でどうぞ(泣)。

○蓮華
 鬼村くんと一緒に行くなら、圭兜くんの方がマシよ。

○圭兜
 じゃあ、出てくるのを待っているしかないですね(笑)。

○蓮華
 だってえ〜。
 わかったわよ。
 もう、指1本でも触れたら張り倒すわよ。

○圭兜
 わ、わかりました。

○語り部
 じゃあ、君達2人が行くの?

○蓮華
 う、うん。

○鬼村
 10分以内に来なかったら帰るから(笑)。

○蓮華
 さいてー!
 もう、ほら行こう!

○語り部
 じゃあ、君達2人がラブホの門を潜った時ですね、『2d+心』で判定してもらいましょうか。

○蓮華
 (コロコロ)14。

○圭兜
 (コロコロ)うわぁ高い!

○蓮華
 6ゾロ出してる(笑)。

○圭兜
 ええと、22。
 何、僕、敏感になっているんだろ(笑)。

○語り部
 ぬぅ。気付いたか。
 圭兜くんは、門を潜った脇にある茂みがガサガサと動いたことに気付くね。
 誰かが走り去る音にも気付くよ。

圭兜
 あっちに誰か!

○蓮華
 え!?

○圭兜
 走って行く。

○鬼村
 おいおい何処行くんだ?

○語り部
 見た目は高校生くらいかな? 男です。

○圭兜
 高校生が走って行ったんです!

○鬼村
 何〜!

○圭兜
 怪しいです。追いましょう!

○鬼村
 おう!

○語り部
 じゃあね、『2d+体』で判定してください。圭兜くんだけね。

○圭兜
 体あんまりないんだよなぁ。(コロコロ)11。

○語り部
 じゃあ、距離はある程度縮まるんですが、その内人ごみの中で見失ってしまう。
 背格好からすると、やはり君達と同じ高校生じゃないでしょうか。

○圭兜
 あちゃ〜。見失ってしまった。

○蓮華
 後から追いつく。

○圭兜
 もしかすると、ただの援交じゃないかも知れませんね。
無理やりやらされているとか。

○鬼村
 ぬぅ。

○蓮華
 むう。

○圭兜
 これはさっそく赤木さんを救出するために、非常ベル作戦ですね。

○蓮華
 なるほど、非常ベルを押すのね。

○鬼村
 うむ。

○圭兜
 じゃあ、さっそくやりましょう。
上手くいくかどうかはそれ次第です。

○蓮華
 うん。

○語り部
 じゃあ、君達2人は再びホテルにやって来る。顔の見えない受付があり、少し脇にはパネルがあって、部屋が選べるようになっているよ。

○圭兜
 どうするの?

○蓮華
 知らない。入ったの初めてだから。

○圭兜
 あの。僕達初めてなんですけど。

○語り部
 (受付に聞くなよ)。
『ええと、ランプが付いている所が空いています。休憩ですか? お泊りですか? 休憩は5千うんたら円で……』

○圭兜
 じゃあ、お泊り……。

○蓮華
 休憩でしょ。何言ってんのよ。

○圭兜
 じゃあ、休憩で。

○語り部
 そんな訳で受け付けをクリアした君達。

○圭兜
 危なく騙される所だった。

○蓮華
 少し、じと目で見る(笑)。

○語り部
 非常ベルは部屋に行く途中の廊下にありますけど。

○圭兜
 もう押しちゃうんですか?

○蓮華
 でも、その前に部屋を見てみたいかも。

○圭兜
 ! じゃあ、ちょっとだけ。

○語り部
 結構いいね。プールも付いているし。

○圭兜
 プ、プールですよ!

○蓮華
『凄い! プールなんか付いているんだ!』
 完全に楽しんでいる(笑)。

○語り部
 カラオケもある。訳わかんないスイッチもある(笑)。

○蓮華
 なんだろ。このスイッチ。

○語り部
 照明だね。

○蓮華
 おもしろ〜い(笑)。

○語り部
 ボタンによっては、風呂の入り口が透き通ったりするよ。

○圭兜
 こ、これは!

○蓮華
 すごーい。ってこんなことしに来たんじゃないでしょう!

○語り部
 無論、コンドームもある。

○圭兜
 こ、これは!!!!

○蓮華
 ……いこ。

○圭兜
 ……はい。

○語り部
 じゃあ、廊下に出るよ。

○蓮華
 とりあえず、非常ベルを押したらダッシュ。

○圭兜
 はい。

○語り部
 じゃあ、けたたましいベルの音が響き渡り、パニックになる。
 鬼村くんも分かります。客達が大急ぎで逃げている。

○鬼村
 入り口で待ち構えている。

○語り部
 じゃあ、赤木さんも出てくるよ。相手の男はいないですね。

○圭兜
 赤木さんを捕まえましょう!

○蓮華
 うん。

○鬼村
 おーっと、バシィ!

○語り部
 (笑)。じゃあ、捕まえるよ。
『痛いわね! 何すんのよ!』

○鬼村
 赤木さんだね?

○語り部
『何よあんた。離しなさいよ』

○鬼村
 不思議研究会の部長だ。

○語り部
『不思議研究会?』

○鬼村
 君の親友の山口陽子さんが心配しているよ。

○語り部
『あなたに関係ないでしょう。離しなさいよ!』

○鬼村
 離さない。

○語り部
 じゃあ、そんな時2人も合流する。

○蓮華
 タッタッタ。

○圭兜
 赤木美沙子さんですね。

○語り部
『何よあんた』

○圭兜
 僕は磨綺圭兜って言います。よろしくお願いいたします。

○語り部
『ばかじゃないの?』

○圭兜
 こ、怖い(笑)。
 部長。説明は?

○鬼村
 まあ、依頼を受けて君に会いに来って感じ。

○圭兜
 それで、陽子さんも心配しておりますので。

○語り部
『関係ないでしょう? うるさいわね』

○蓮華
 学校の人達も心配してますし……。

○語り部
『関係ないって言ってんでしょう!』

○蓮華
 すいません(泣)。

○鬼村
 とりあえず、場所を変えて話をしましょうか。

○語り部
『話なんてないわよ』

○圭兜
 あの、ここら辺って、ウチの高校の生徒って良く来るんですか?

○語り部
『知らないわよ』

○圭兜
 そうですね。

○蓮華
 とりつく島もなし。

○圭兜
 ど、どうしましょう?
 ぶ、部長。こう言う時はドンと言ってください。

○鬼村
 おう!

○語り部
『ふん。私の後ろにはボムズが付いているんだからね』

○一同
 ボムズ? なんだそれ?

○語り部
 知っているかどうか、『2d+心』で判定してもらいましょうか。

○蓮華
 (コロコロ)……まったく知らないかも。低い。10。

○鬼村
 (コロコロ)10。

○圭兜
 (コロコロ)うっ。幸運が増えました。ピンゾロです(笑)。

○語り部
 誰も知らないよ(笑)。
『ここら辺を仕切っているチームよ。名前ぐらい知っているでしょう?』

○一同
 知らない(笑)。

○語り部
 そう言えば、名前くらいは聞いたことがあるような、ないような(笑)。

○圭兜
 じゃあ、あの茂みから逃げて行った少年もボムズの人じゃ。

○蓮華
 そうなのかな?

○圭兜
 赤木さんを見張っていたんじゃ。

○鬼村
 あんた見張られてたぜ。あんた、金をボムズに流しているな?

○語り部
『あんたに関係ないでしょう? 離しなさいよ』
 とその時、向こうから赤いジャンバーを着た男がバイクに乗って来るよ。

○鬼村
 お、向こうから来た。

○語り部
『どうした、美沙子。揉め事か?』と男。
『こいつらが絡んでくるのよ』と美沙子。
男は君達を睨みますよ。

○圭兜
 こ、ここは穏便に。

○鬼村
 穏便に、済ませるつもりはない(笑)。

○語り部
 じゃあ、男はバイクから降りると、パキパキと指を鳴らしながら近づいてい来る。

○鬼村
 強そうだ(笑)。

○語り部
『なに人の女に手出してんだ? あんちゃんよぉ』

○鬼村
 手を離す。

○語り部
 じゃあ、美沙子はそのまま行ってしまう。

○鬼村
 行ってしまうのか。まあ、仕方ないか。
『彼女を使って一体何してんの? あんたボムズとかいうチーマーのメンバーだろ?』

○語り部
 じゃあ、男はバタフライ・ナイフを取り出すと、かちゃかちゃ片手でいじりながら、君の肩に手をかける。
『あん?』

○圭兜
 ナ、ナイフを取り出しましたよ!

○蓮華
 こ、これは怖い。本格的に怖い。圭兜くんの影に隠れる。

○鬼村
『その、チーマーのリーダーに会わしてくんない?』

○語り部
『何でお前を会わせなきゃなんないの? それともお前も買いたいのか?』

○鬼村
 不自由してないから。

○語り部
『じゃあ、もうウチの美沙子に手え出さないで貰えるかな?』

○鬼村
 それはこっちのセリフだ。

○語り部
 じゃあ、君、いきなり刺されるよ(笑)。

○鬼村
 ふ、不意打ちかよ(笑)。

○語り部
 へへ(笑)。頭おかしいね。(コロコロ)。

○蓮華
 ゾロってる(笑)。

○鬼村
 おうぅ!

○語り部
 ええと、17点。

○鬼村
 うーん。『反撃防御』使って良い?

○語り部
 いいよ。

○鬼村
 (コロコロ)はぁ! 12点。5点受けた(笑)。

○蓮華
 お、鬼村くん!

○圭兜
 !

○鬼村
 じゃあ、そのまま肩に手をかける。

○語り部
『離せ、コラ!』
 本格的に襲い掛かってくるよ。

○鬼村
 人間?

○語り部
 人間です。

○鬼村
 良かった(笑)。やっつける。

○語り部
 普通の人間ですからね。あっさり向こうはのびてしまう。
『てめえの面忘れねえからな』というセリフの後で。

○鬼村
 気絶しちゃった。どうしよう?

○圭兜
 いきなり(刀を)抜こうとしている。

○鬼村
 せ、性格変わっている(笑)。

○蓮華
 『け、圭兜くん! 駄目だよ』
 泣きそうになる。

○圭兜
 うううう。我慢する。

○鬼村
 それは使っちゃ駄目(笑)。

○圭兜
 駄目です。危険です。

○鬼村
 お前が?

○圭兜
 ボムズ潰しましょう。

○鬼村
 やっぱ、お前のことか(笑)。

○蓮華
 圭兜くん、危ないよ。

○鬼村
 それも考えたんだがな。それであの子が戻ってくるかどうかが問題だし。

○圭兜
 ボムズがなくなれば、拠り所なくなるんですし、大丈夫でしょう。

○鬼村
 でもあの感じだと染まっているって感じだったぞ。

○語り部
 でね(笑)。君達がふと倒れている男に目を向けると、白い錠剤がいくつも落ちている(笑)。

○圭兜
 こ、これって!

○蓮華
 ひょっとして!

○鬼村
 まーやーくー?

○語り部
 調べなきゃわかんないけどね。

○鬼村
 そんな能力は無い。

○語り部
 ただ、普通の薬みたく品番みたいなのは書いていないよ。

○蓮華
 あからさまに怪しいよね。

○鬼村
 彼は携帯とか持っていないの?

○語り部
 持っているよ。

○鬼村
 ちょっと取り上げて、見てみる。

○語り部
 色々ナンバーが入っているよ。

○鬼村
 本部とか、俺達のリーダーとか入っていない?

○語り部
 ないない(笑)。名前は色々入っているけど、それだけじゃや判断できないね。

○鬼村
 うーん。とりあえず、没収。

○圭兜
 美沙子さんの番号とかは?

○語り部
 入っているよ。

○圭兜
 かけてみたら?

○鬼村
 うーむ。じゃあ、かけてみる。
○語り部
 数回のコールの後出るよ。
『もしもし。どうだった? 追っ払ってくれた?』

○鬼村
 ……声色を変えて、
『今何処だ(笑)』

○語り部
『ちょ、ちょっとあんた!』

○鬼村
 バレバレ(笑)。
『彼には帰ってもらった』

○語り部
……ブチィ(電話を切る)。

○鬼村
 駄目だった。

○蓮華
 みたいね。彼女も(クスリ)やっているのかな?

○圭兜
 たぶん。

○鬼村
 1ヶ月であそこまで落ちるとね。

○蓮華
 とりあえず、どうしよう? 今日は無理っぽいよね?

○圭兜
 今日は帰りますか?

○鬼村
 そうだな。

○蓮華
 それと、音遠ちゃんへの報告だけど、何にも無かったって事にした方が。

○鬼村
 そうだな。

○圭兜
 明日は気を付けた方がいいかも知れませんね。
音遠ちゃんとは一緒にいない方がいいかも。

○蓮華
 3人で学校を休む。
……許されないな。

○鬼村
 いいけど(笑)。

○蓮華
 でも……。

○圭兜
 一緒にいた方がいいんじゃないですか?

○蓮華
 そうね。

○圭兜
 とりあえずは帰りましょう。明日のことは明日考えましょう(笑)。

○蓮華
 うん(笑)。

○語り部
 じゃあ、君達は家に帰って寝る。
 夜遅くまで遊んだので一気に熟睡するのでありました。



シーン10 探偵Mの登場
 
○語り部
 じゃあ、次の日。君達はいつものように学校に行く。
登校中、音遠ちゃんが、
『ねえねえ。昨日どうだったの?』
 と聞いてくるよ。

○蓮華
 え? ああ、見失っちゃった。

○語り部
『そうなんだ。つまんない。あ、あと私今日部活休むね。ママに留守番頼まれたんだ』

○蓮華
『そ、そうなんだ』
 何か嫌な予感がする(笑)。

○語り部
(考えすぎです)
 さて、そんなことんなで学校も終わり、放課後になる。
 音遠ちゃんは足早に帰っていくよ。

○圭兜
 我々も帰りましょうか。

○蓮華
 そうね。

○鬼村
 うむ。

○語り部
 じゃあ、帰る途中、向こうの方から黄色いミニクーパーがやって来て、君達の前に止まる。

○蓮華
 あっ!

○語り部
 中から出てきたのは20代中ごろの青年ですね。
 黒くて丸いサングラスに黒い皮パン、ハデハデシャツを着ています。髪は金髪です。
『ねえ、ちょっと良いかな?』

○圭兜
 な、なんですか?

○語り部
『ちょっとこの人について聞きたいんだけど』
 と出した写真は赤木美沙子ですね。

○圭兜
 はぁ。どういったご用件でしょうか?

○語り部
『こんな所で話すのもなんだから』

○圭兜
 はぁ。じゃあ、何処に?

○語り部
『とりあえず、乗りなよ』

○圭兜
 どうしますか?

○鬼村
 乗せてもらう。

○蓮華
 ええ? ……うん。

○語り部
 じゃあ、君達は黄色いミニクーパーに乗せられて繁華街の方にやって来る。
 しかも裏路地の方。

○圭兜
 う、裏!? は、繁華街に護送されていますよ、僕ら。

○蓮華
 こ、怖い。怖いよ(泣)。

○圭兜
 ドキドキ。
『だ、大丈夫で、ですよ。ぼ、僕が付いていますから』

○蓮華
 け、圭兜くんの方が手震えているよ(笑)。

○語り部
 じゃあ、とある薄汚いビルの駐車場に止まる。そのままそのビルに案内されるよ。
 で、その一室に通される。中は汚いです。

○蓮華
 う、何か匂う(笑)。

○語り部
『まあ、そこら辺にに座ってくれ』

○蓮華
 そこら辺って……。

○鬼村
 座れるところが……。

○語り部
 で、コーヒー、のような物が出される。

○蓮華
 いらない。飲みたくない(笑)。

○圭兜
『ありがとうございます』
 飲む(笑)。

○語り部
『俺はこういうものだ』
 と1枚の名刺を出す。
 それには『探偵M』とだけ書いてある(笑)。

○蓮華
 探偵さん?

○鬼村
 名刺じゃないじゃん、そんなの(笑)。

○圭兜
 Mさんってお呼びすればよろしいんですか?

○語り部
『ああ。で、お前らなんなの?』

○一同
 高校生。

○語り部
『……それはわかる。赤木美沙子の知り合いなんだろ?』

○鬼村
 知り合いではありません。

○圭兜
 同級生ってやつです。

○語り部
『その同級生がなんでそこまで深入りするんだ? ボムズともめたんだろ?』

○蓮華
 でも、どうして赤木美沙子さんの事を調べているんですか?

○語り部
『実は行方不明事件を調べていてな。どうやらボムズが絡んでいるらしいんだわ』

○蓮華
 行方不明事件?

○語り部
『ああ』

○圭兜
 じゃあ、美沙子さんも危ないんじゃ。

○語り部
『それにしても、たかがチーマーに死体の処理ができるとは思えないんだよな』

○蓮華&圭兜
 死体?

○鬼村
 殺しているのか?

○語り部
『多分な。流れたって話も無いしな。やーさん連中からの情報だ。信用できるだろう』

○鬼村
 むむむむ。なんてやつらだ。

○語り部
『それだけじゃない。最近はクスリにも手を出しているみたいなんだわ』

○圭兜
 あ、昨日見ました。これです。

○語り部
 ピィ(と破いて)『どれどれ』。ぱくぅ(と口に含む)。

○鬼村
 あ!

○蓮華&圭兜
 食べてる!

○語り部
『キクゥツ! こりゃクラックだな』

○蓮華
 飲み込んでから判断しないでよ。
 怖い。圭兜くん帰ろう。

○圭兜
 そ、そうですね。でも……。

○鬼村
 俺達は、ただ赤木美沙子を学校に連れ戻したいだけなんだよ。

○語り部
『深入りしない方がいいぜ』

○蓮華
 そう言われても。

○圭兜
 僕達も一応依頼を受けてしまったので。

○語り部
 依頼?

 これまでの経緯を話す一行。
 ちなみにクスリは3万円で引き取られた。

○語り部
『そう言われてもな。久しぶりの高額依頼を、素人に邪魔されたくないんだよ』

○圭兜
『Mさんはどうしたいんですか?』

○語り部
『俺の仕事は前後関係を調べるだけだな。
 バックに組織がいるかいないか。いるのならどういった組織なのか、だな。
 後の処理はクライアントがするだろう』

○圭兜
 やっぱり、やくざ屋さんが依頼者なんだ。
 ううう。どうしましょう。聞かなきゃ良かった(泣)。

○鬼村
 結局は利害が一致すればいいんだろ?
 つまり、俺達が動いて情報を集める。情報を流す変わりに、赤木美沙子は見逃してくれ。

○語り部
『……まあ、良いだろう。
(情報屋に払う金ももったいないし。こいつらがどうなっても俺のせいじゃないし)
 奴らのヤサは近くにある倉庫だ。』
 と住所を教えてくれるよ。

○鬼村
 済まんな。

○語り部
『言っておくが俺は助けないぞ。危険なことは極力避けることだな』

○圭兜
 困りますね。できれば極力助けて欲しいんですけど。
駄目ですかな?

○語り部
『……』

○鬼村
 できれば奴らのことを知りたい。

○語り部
『チーマーにしては狂暴すぎるかな。
 拉致監禁、オヤジ狩り、売春、クスリ、そして殺人。なんでもござれだ。
 闇の世界でも秩序は必要だ。俺のクライアントもガキ供に市場を荒らされたくないらしいな』

○蓮華
 昨日の奴も凄かったしね。いきなり刺したし。

○圭兜
 どうします?

○鬼村
 ボムズがとんでもない凶器軍団ってことがわかった(笑)。

○圭兜
 じゃあ、一刻も早く赤木さんを助けないと。

○鬼村
 そういうことだな。

○蓮華
 そうね。その凶器軍団に顔割れているんだもんね、部長。

○圭兜
 僕なんか名乗っちゃったし(笑)。

○蓮華
 普通名乗らないでしょう(笑)。

○圭兜
 以後、気をつけます(笑)。

○鬼村
 とりあえず、行ってみるか。

○圭兜
 そうですね。

○語り部
『気をつけるんだな』

○圭兜
 行くだけですから(笑)。



シーン11 美沙子の救出
 
○語り部
 じゃあ、君達は倉庫に向かう。隠れながら行くんだよね? 
『2d+技』で判定してもらいましょうか。

○鬼村
(コロコロ)13。

○圭兜
(コロコロ)12。

○蓮華
(コロコロ)ごめん、ダイス目は高いけど、それでも10(泣)。

○語り部
 大丈夫だよ。君達は気付かれることなく、倉庫内が見える小さな小窓までやって来る。
 中には20名ほどの赤いジャンバーを着た奴らがいる。女性も数名いるね。
 で、女性の1人が両腕を捕まれている。暴れているね。

○圭兜
 女性が危ないです!

○語り部
『いや〜! エサにされるのは、いや〜!』
 とか言って暴れている。

○鬼村
 エサって一体?

○語り部
 で、床に鉄の扉が付いているんですが、2人がかりでそれを開けると、女性を放り込む。
 すると、バキ、グシャとかいう音がして血飛沫が上がるよ。

○一同
 うわぁ!

○鬼村
 何が行われているんだ。下に何かいるぞ。

○蓮華
 飼ってるの?

○語り部
 何か嫌な気を感じる(笑)。

○圭兜
 どうしますか、蓮華さん?

○蓮華
 どうしますかって……。

○圭兜
 一応、閑護家の次期当主として。

○蓮華
 あんなの倒さなきゃいけないに決まっているでしょう?
 封滅よ! 封滅!

○圭兜
 やっぱそうなるのね。来なきゃ良かった(泣)。

○鬼村
 良し! 行くぞ。

○圭兜
 は、はい。
ち、ちなみに先頭は部長がお願いしますね。

○鬼村
 ぬ? まあ、先頭は俺が行く。

○語り部
 じゃあ、君達が入っていくと、
『なんだてめえは!』と怒声が飛び交う。

○鬼村
『ザコには用はねえ!』
 ツカツカ。

○語り部
 じゃあ、襲い掛かってくるけど、ザコはあっさりやられる(笑)。
 リーダーみたいなのもいるけど、普通の人間みたいだよ。

○鬼村
 普通の人間なのか。赤木美沙子は?

○語り部
 居るよ。
『な、なんだテメエは!』
 とリーダーっぽい男。

○鬼村
 この下に何がいるんだ!

○語り部
『て、テメエには関係ねえだろうが!』

○鬼村
『関係ないことあるか!』
 殴る。

○語り部
 じゃあ、簡単にやられて悲鳴を上げる。

○鬼村
 この中にエサをまいて何をしようとしているんだ? 
 お前自分で何をしているか分かっているのか?

○語り部
 卑屈に笑うね。
『お、俺はエサをやっているだけだよ』

○鬼村
 ぬ。ぬぬぬぬ! 肘鉄食らわせる!

○語り部
 アゴの骨がいったようだ。血反吐を吐いてのた打ち回っているね。
 と、その時、鉄の扉が盛り上がり始める。
 何かが内側から体当たりしているようだね。どんどん扉がゆがんでいく。

○圭兜
 な、なんだぁ!?

○語り部
 ガヒーン! ガヒーン!と金属のぶつかる音が木霊する。

○鬼村
 こ、こわ〜い(笑)。人型じゃないかも知れない。

○蓮華
 怖いよー。

○圭兜
 あ、赤木さん、に、逃げましょう。

○語り部
 無理だね(笑)。固まっているよ。

○圭兜
 駄目だ。

○語り部
 その瞬間、鉄の扉をぶち破って巨大な何かが現れる。

○蓮華
 はあああ。

○語り部
 それは長い何かですね。
 凄まじいスピードで辺りを駆け抜けたかと思うと、辺りに血飛沫や手やら足やらが飛び交う。

○蓮華
 ひぃ、や。

○鬼村
 やめろ〜!

○語り部
 体長8mはあるかな?
 ちなみに他の人は逃げることも忘れてガクガクと恐怖に固まっている。

○圭兜
 でかい! 大丈夫ですか、蓮華さん!

○蓮華
 う、うん。

○鬼村
 行くぞ〜!

○語り部
 その前に、圭兜くんと蓮華さんは文献で見たことがあるよ。
 『龍頭蠱』と呼ばれる化け物ですね。
 外骨格に包まれていて、ムカデのような節足もある。眼球は複眼だけど、口の部分は肉食獣のようですね。

○圭兜
 龍頭蠱です!

○鬼村
 龍頭蠱? もう何でもいいわい。やっちゃるぅ!

○語り部
 じゃあ、その時入り口からMの声がする。
『な、なんだこれは!』
 と言いながら懐から取り出した36口径の拳銃を撃つが、効かないみたいだね(笑)。

○蓮華
 Mさんはみんなを非難させてください!

○語り部
『お、おう!』とM。
 しかし龍頭蠱はそれを逃がさないかのようにMの方に向かう。

○鬼
 立ちふさがる。

○蓮華
 行くわよ!

○圭兜
 は、はい。
 
 

◆第1ターン

○語り部
 それでは、いつものように順位判定からお願いします。
 (コロコロ)ちなみにこちらは13です。

○蓮華
 (コロコロ)やったね。15。速い!

○圭兜
 (コロコロ)それを上回り16。
『テメエ! ぶっ殺してやる!』

○鬼村
 また性格変わっている。
 絶対こいつの方がヤバイ(笑)。 
 (コロコロ)う、遅い。12です。

○語り部
 じゃあ、圭兜くん、蓮華さん、こっち、鬼村くんの順番だね。

○圭兜
『いくぜ! 俺の太刀を受けて見やがれ!』
 切り札の『風の太刀』を使う。
 (コロコロ)19点です。『木』属性ね。

○語り部
 (コロコロ)ぬぬ。辛いな。10点もダメージを受けたよ。

○蓮華
 次はこっちね。敵の全体攻撃に備えて軽傷を4点消費し、『護法』をかける。
 これでみんなあらゆる防御判定に+2のボーナスが付くよ。

○語り部
 こっちか。うーんと、特殊能力の『炎の息』を使おう。対象は鬼村くん個人。
 (コロコロ)『火』属性15点のダメージです。

○鬼村
 痛いな。幸運を3点使って防御しよう。これで『2d+3』だけ減少できる。
 (コロコロ)12えだから3点のダメージで済んだ。
 続いてこっちか。
 またまた幸運を3点使って切り札の『鬼飛礫』。
 (コロコロ)げげ。低すぎ。『土』属性15点のダメージです。

○語り部
 ははははは。そんなの効かんわい。
 (コロコロ)……低い。6だから9点のダメージを受けたね。
 これで軽傷が0になって、中傷になった。



◆第2ターン

○語り部
 再び順位判定をどうぞ。
 (コロコロ)こっちは軽傷が0になっているので−2だから、9。

○鬼村
 (コロコロ)珍しく高いな。ゾロった。15。

○圭兜
 (コロコロ)珍しく低いです。10。

○蓮華
 (コロコロ)同じく低い。11。

○鬼村
 俺からか。どうしようかな。ここはやっぱ畳みこむべきだよね?
 幸運を3点消費して普通に攻撃する。
 (コロコロ)……泣きたいです。11点。

○語り部
 (コロコロ)さすがにそれはね。14だからノー・ダメージ。

○蓮華
 私か。
 ……相手−2付いているからな。
 やっぱこれでしょう。
 幸運を5点消費して切り札の『封印結界』を使う。
『大人しく封印されなさい!』

○語り部
 うう。止めてくれ(泣)。

○蓮華
 いや(笑)。
 (コロコロ)高い! 19です。

○語り部
 そ、それはもうゾロわないと無理。
 (コロコロ)……9だから、こっちの負けか。
 じゃあ、龍頭蠱は煙になって壊れた扉の奥に消えて行く。



○圭兜
 どうやら倒せたようですね。
 とりあえず、中を見てみる。

○語り部
 塚みたいなのがあるね。ここに封印されていたのでしょう。
 もっとも塚は壊れているけどね。

○蓮華
 それで出て来ちゃったと?

○語り部
 調べてみると、わざと壊されたようですね。

○蓮華
 誰かがわざと壊したと?

○圭兜
 とりあえず、これこのままでいいのか?

○語り部
 一応は安心でしょう。

○圭兜
 じゃあ、このままにしよう。
 疲れた。

○鬼村
 この惨状どうしよう。

○語り部
 じゃあ、上にあがるとMが、
『いやー、びっくりした。それにしてもお前らがあっちの人間だったとはな』

○鬼村
 知っているんですか?

○語り部
『化け物退治の専門家だろ?』

○蓮華
 私だけだけど。

○語り部
『ま、後のことは俺に任せておけ』

○蓮華
 疲れた。帰っていいですか?

○圭兜
 赤木さんは?

○語り部
『あいつもクスリやっているからな。後は俺に任せておけ』

○蓮華
 お願いします。

○語り部
 じゃあ、君達はそのまま帰路へと着く。
 さて、それから1ヶ月ほどして赤木さんも学校に来るようになる。
 事件は結局明るみに出ることはなかったけどね。
 まあ、こうして事件は解決?する。

○蓮華
 ちょっと複雑(笑)。
 誰が塚を壊したかも判らないし。

○語り部
 そうだね(笑)。
 しかし残念ながら、今回のセッションはここで終了なのだ。
 続きは次回にご期待ください。

○一同
 はーい!

 

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